小さな妖精スタクの物語

この世界には人間の理解が及ぶ区域と、そうでない区域がるのです。そう、人間が肉眼で見えるものが全てなんて、考えている人がたくさんいるんでしょうか。でも決してそうではないのですよ。あなたの小さなお家のお庭や、寝室なんかにも、ちいさなほかの次元の、そう妖精と私たちが分類するようなものが存在しているのです。
存在?私たちが使う言語では、存在という言葉は相応しくないかもしれません。なにせ、あなたたちには、見ることも触ることもできませんからね。
でも、見たことある人なら分かるはず。確かに「いる」あの妖精たちの存在を。
そうですね、妖精ってのも正確には違うのでここでは「スタク」とう名をつけましょう。
この世界にいる様々なスタクたちの物語。
きっとあなたが知らない世界を垣間見ることができるはず。スタクは心を開いた瞬間にあなたの前に現れる。
スタクはとってもは恥かしがりやだから。
小さな顔、そして大きな羽根と、長い手足に、大きな目。緑色の皮膚と、白とピンクの洋服をきて、いつもパタパタと大きな羽で、あっちへフラッとこっちへフラ。
スタクは箪笥の中にも、あなたの型の上にもどこにでもいるんです。ちなみに、妖精は、お祭り用の足袋は履いていません。
おや、あっちのスタクは車の上で日向ぼっこをしています。そうスタクは春が大好きだから、草木や花と一緒にいつも外に出てきます。ああスタクはずっと寒い部屋の中でこの春を待っていたんだね。太陽の暖かいぬくもりがスタクの顔を笑顔にします。
ほら、スタクがとまった帽子を被っているあの人は、スタクが帽子におりた瞬間に笑顔になったでしょう。きっと気がついてないけどね。スタクははずかしがりやだから、人間には見えないように、いっつも気をつかっているんだ。

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